ニュース
-
【ニュース】J-POWERの石炭火力廃止計画は2030年に間に合うか
電源開発株式会社が、今後の国内火力トランジションの方向性を示すなかで、休廃止にする石炭火力発電所の名称を明らかにしましたが、完全に廃止となるのは3基のみです。同社の今後のトランジションの計画について注意したい3つのポイントをまとめました。
-
【ニュース】容量市場による新電力への影響に関する調査2024
パワーシフト・キャンペーンと朝日新聞社が、容量市場による新電力への影響に関する調査結果を公開しました。この調査結果からは、容量市場の拠出金支払いの制度が地域主体の再生可能エネルギーを重視する新電力の経営に悪影響を与える傾向がみられました。再エネを主力化する流れに逆行していることが懸念されます。
-
【データ更新】石炭火力発電所の最新状況(2024年5月1日)
Japan Beyond Coalが提供する日本の石炭火力発電所データベース。2024年5月1日時点での稼働数は先月から変わらず169基です。
-
【ニュース】ドイツ、石炭火力発電所の段階的廃止で前進
2024年4月1日、ドイツのロベルト・ハベック経済相は、ロシアによるウクライナ侵攻に伴うエネルギー危機に対応するために一時的に延長・再稼働させていた国内の石炭火力発電所15基の閉鎖を発表しました。2030年までに褐炭・石炭火力発電所の全廃を目指すドイツが、脱石炭に向けて一歩前進したことになります。
-
【ニュース】2033年度に石炭火力が29%を占める見通し―OCCTOが電力供給計画を公表
電力広域的運営推進機関(OCCTO)が「2024年度供給計画の取りまとめ」を公表しました。2033年になっても石炭は現状からわずかに減少した程度、再エネは少し増加した程度となること、国際目標どころか日本の2030年のエネルギーミックスの目標達成すらも大いに危ぶまれる状況が続いていることが明らかになりました。
-
【ニュース】JERAがアンモニア20%混焼の実証実験を碧南で開始
JERAが3月13日に碧南石炭火力発電所を報道陣に公開し、4号機でのアンモニア20%混焼の実証実験を開始すると発表しました。JERAはアンモニア20%混焼によってCO2排出量を20%削減できると主張していますが、2030年以降に石炭火力を利用し続けることになるアンモニア混焼は、1.5℃目標の実現を危うくしてしまいます。
-
【データ更新】石炭火力発電所の最新状況(2024年4月1日)
2024年4月1日で稼働中とカウントしている169基の石炭火力発電所のうち、JERAの武豊火力発電所(5号機)とJ-POWERの橘湾火力発電所(1号機)は、それぞれ火災事故および配管からの蒸気漏洩への処置の必要性から、運転を停止しています。
-
【ニュース】Jパワー橘湾火力発電所1号機の運転を停止
電源開発が、橘湾火力発電所1号機(徳島県)を2月15日から蒸気漏れ対策のために運転を停止していることを発表しました。運転再開の見込みは2025年2月末頃となっていますが、四国エリアでは近年再エネの発電量増加に伴い再エネの出力制御が実施されることが増えています。今こそ石炭火力の削減を検討すべきでは?
-
【ニュース】神戸発電所4基体制から1年 2つの報告書から見えてくる環境影響
2023年2月に神戸発電所4号機が営業運転を開始し、神戸の石炭火力発電所が4基体制となって1年が経ちました。神戸市の大気汚染物質は、3・4号機の稼働により再び増加しています。市民団体は引き続き石炭火力発電所の早期廃止を求めています。
-
【ニュース】水素供給利用法案とCCS推進法案が閣議決定
岸田政権は2月13日、これまで以上に国内石炭火力の維持・延命につながりかねない新たな二つの法案(水素社会推進法案とCCS事業法案、ともに略称)を閣議決定しました。GXの推進策として位置づけられているこれらの法案の問題を整理しました。
-
【ニュース】JERAの武豊火力発電所の火災事故、原因究明と住民説明は必須
1月31日に発生した武豊火力発電所の爆発事故につき、JERAは事故の説明を求める住民の要請を拒否しています。事故調査委員会が設置されていますが、この数年、バイオマス燃料に起因する火災が多発しています。早期の原因究明と住民への説明を求めます。
-
【ニュース】JERAが日本の脱炭素目標に影を落とす
日本最大の電力会社JERAの事業と脱炭素戦略について、米エネルギー経済・財務分析研究所(IEEFA)が公開した特別記事『JERA is putting Japan’s decarbonization goals at risk(仮訳:JERAは日本の脱炭素目標の達成を危機に追い込む)』を紹介します。