MAP & DATA
マップ&データ
日本には今でも多数の石炭火力発電所があり、稼働しています。また、新規の建設計画もまだ進んでいます。
マップ&データは、Japan Beyond Coalが提供する日本の石炭火力発電設備1基(ユニット)ごとの包括的なデータベースです。
日本国内の石炭火力発電所マップ
月に1度、最新情報に更新しています。
「休止」「運転中」などをクリックすると絞り込み表示ができ、地図上の円をクリックすると各発電所の詳細情報が表示されます。
- :1000MW以上
- :400MW以上 1000MW未満
- :400MW未満
石炭火力発電の基数と設備容量(技術・運転開始年代別)
石炭火力発電の設備容量の推移
石炭火力発電事業者トップ10(設備容量)
(注)石炭火力発電設備容量は、単独で保有しているものの他に、複数会社で出資している場合はその割合に応じて加算している。
このマップは、2030年までに日本の石炭火力発電所が廃止され、フェーズアウトしていく姿を表しています。

フェーズアウトの姿は、2020年7月時点の発電所情報を用いて、古く効率の悪い発電所から順に廃止にしていくという気候ネットワークのシナリオに基づいて作成しています。
なぜ2030年?
石炭火力はたくさんの二酸化炭素(CO2)を排出します。
日本が石炭火力を2030年にゼロにすることは、地球の平均気温の上昇を1.5℃に抑え、気候危機から私たちと未来を守るために必要な目標なのです。
2030年までにゼロにするのはたしかに大胆な目標ですが、いくつかのシナリオでは、ビジョンと目標をもち、政策をうち立て、計画的に進めていけば、日本でも石炭火力2030年ゼロが実現可能であることを示しています。
すでに30以上の国が、2030フェーズアウトを目標に行動を進めています。世界で最初に石炭火力発電所を建設したイギリスは、2030年ゼロに向かって着実に石炭火力を減らしています。カナダも、スウェーデンも、フランスも、スペインも同様です。近年は石炭火力に大きく依存してきたドイツやアメリカでも石炭火力の利用は減っています。
今こそ、日本も行動する時です。
データダウンロード
(発電所マップとグラフのデータ Excelファイル形式)
発電所データサマリー
・本データベースの発電所情報をまとめたサマリーはこちらからダウンロード可能です。(PDF)
・2012年以降に新規の計画計画として確認された50基およびその現状についてはこちらをご覧ください。(PDF)
データについて
Japan Beyond Coalのデータは、2020年時点で把握している以下の国内の石炭火力発電所・建設計画について、設備容量や規模、運転開始年、運営会社、状況などの情報を提供しています。
・(バイオマス混焼を含む)石炭火力発電所
・3万kW(30MW)以上の石炭利用(混焼を含む)の自家発電設備
データベースの詳細は、ダウンロードファイル内の解説をご覧ください。
データベースの利用について
本データベースは、オープン・データベースとして、どなたでも自由にダウンロードして、利用・加工することができます。ただしご利用の際には、Japan Beyond Coalのデータベースからの利用であることを出典として明記してください。