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【データ更新】石炭火力発電所の最新状況(2023年5月1日)
日本の石炭火力発電所データベースの更新です。5月1日時点で稼働中の石炭火力発電所の数は、170基から変更ありませんが、四国電力の西条1号機(リプレース、2023年6月運転開始予定)の動向には引き続き要注意です。
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【ニュース】G7環境大臣会合:脱石炭の目標設定に日本が反発、わずかな前進で閉幕
2023年4月16日、札幌でG7気候・エネルギー・環境相会合が開催され、化石燃料への依存度を下げ、クリーンエネルギーへの転換を進めるための議論を経て、共同声明(コミュニケ)を採択しました。5月19-21日に広島で開催されるG7サミット(主要国首脳会議)につながります。
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【ニュース】OCCTOが電力供給計画を公表、2032年度に石炭32%を占める見通し
電力広域的運営推進機関(OCCTO)が電気事業者が提出した供給計画を取りまとめた「2023年度供給計画の取りまとめ」を公表。この結果から、1.5℃目標、2030年エネルギーミックス、非効率石炭火力のフェードアウトにも全く整合しない方向に進んでいることが明らかになりました。
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【レポート】IEAレポート「Electricity Market Report 2023」
IEAが、電力市場に関するレポート「Electricity Market Report 2023」を発表しました。本レポートには、2025年までの新たな電力需要の大部分は、再生可能エネルギーと原子力のCO2を排出しない電力源(低排出電源)でまかなうことが可能であると示されています。
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【ニュース】Europe Beyond Coalは「Beyond Fossil Fuels」に前進!
Europe Beyond Coalは、2023年3月28日、対象範囲を拡大し、欧州の電力部門における石炭火力発電の廃止に加え、天然ガスを含む化石燃料発電の廃止し、自然エネルギーによる電力システムを実現するための道筋を示すキャンペーン「Beyond Fossil Fuels」としての活動を開始しました。
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【ニュース】神戸石炭火力訴訟判決-気候危機に対する危機感の薄い日本
神戸製鋼所が建設・稼働させた神戸発電所3-4号機を巡る2つの裁判に大きな動きがありました。3月9日に最高裁が行政訴訟の上告を棄却、3月21日に神戸地裁が民事訴訟における住民敗訴の判決を下したのです。原告・弁護団は声明を発表。この2つの判決から気候変動訴訟に対する日本の立ち遅れた状況が見えます。
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【ニュース】GENESIS松島 方法書のパブコメは3000件を突破
2021年4月にJ-Powerが「GENESIS松島計画」を発表後、その環境影響評価が着々と進められています。昨年のパブコメに対する事業者の見解が公開されましたが、とても納得できるものではありません。この計画の抱える問題について、引き続き声をあげていく必要があります。
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【データ更新】石炭火力発電所の最新状況(2023年3月1日)
日本の石炭火力発電所データベースの更新です。2月1日に神戸発電所4号機が営業運転を開始して以降の変更はなく、3月1日時点で稼働中の石炭火力発電所の数は170基となっています。
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【ニュース】GX基本方針とGX推進法案の閣議決定にNGOから批判が相次ぐ
2月10日、政府がGX基本方針とGX推進法案を閣議決定しました。一部の事業者・有識者での議論を基に強硬決定され、今後10年の日本の温暖化対策の基礎となる本方針につき、環境NGOからの抗議の声があがっています。
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【ニュース】横須賀石炭火力訴訟で不当判決
1月27日に、横須賀石炭火力発電所の建設・運転について住民が国の環境アセスメント手続きの違法性を訴えて提訴していた裁判で、東京地方裁判所は原告の訴えを退ける判決を下しました。原告と弁護団は、この判決を不当として声明を発表し、控訴する意向を示しています。
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【ニュース】 民事訴訟判決が迫る神戸発電所 4号機が営業運転開始
2月1日、神戸製鋼所が神戸市灘区で建設を進めていた神戸発電所4号機(65万kW)が営業運転を開始しました。1,2号機に加えて、2022年2月に営業運転を開始していた3号機と合わせると計270万kWもの石炭火力発電所が稼働していることになります。