【データ更新】石炭火力発電所の最新状況(2026年11月1日)


Japan Beyond Coalの日本の石炭火力発電所データベースです。
11月1日時点での石炭火力発電所の状況は先月から変わらず、運転中が156基、休止中が5基となっています。

現時点での稼働数
運転中 156基
休止中 5基
廃止 15基
計画中/建設中 1基(計画中)

[石炭火力関連の情報]

日本製紙八代工場(熊本県八代市)の自家用火力発電設備は、7月の熊本地震に伴う煙突の倒壊などの被害を受け、現在も操業および火力発電の再開の見通しは立っていません。(ただし、従来の休止とは事情が異なるので、データベース上の発電所の状況は変更していません。)
この事故を踏まえ、経済産業省は、同種の事故の未然防止及び被害軽減を図るため、火力発電設備の煙突を対象とした調査を実施し、結果を公表しました。煙突に損傷・劣化が確認された場合には、事業者に対して応急的な補修を要請しています。

[ガス火力関連の情報]

10月2日、北海道電力と同社子会社の北海道パワーエンジニアリングは、設備の経年化を理由に、石油およびガス火力発電設備4基(計648MW)を、2030年3月末に休廃止すると発表しました。休廃止までは、運転を継続するとしています。
・北電 苫小牧発電所1号機 休止(1973年運転開始、出力25万kW、燃料:重油や原油、天然ガス)
・北電 音別発電所1,2号機 廃止(1978年運転開始、出力148MW、燃料:軽油)
・北海道パワーエンジニアリング 苫小牧共同火力発電所3号機 休止(1974年運転開始、出力250MW、燃料:重油)
北海道電力リリース:苫小牧発電所および苫小牧共同火力発電所の休止ならびに音別発電所の廃止について

10月19日、関西電力は、兵庫県の姫路第一発電所5,6号機を2028年2月に廃止すると発表しました。
・姫路第一発電所5,6号機は、兵庫県にあるLNG火力発電所で、現在の総出力は1,442MW。
・5,6号機を廃止して設備の更新を図り、650MW級の発電設備3基を新設し、合計出力を既設比で約35%増の1,950MW級とする計画。2033年度以降の運転開始を目指している。
関西電力リリース:姫路第一発電所における高効率コンバインドサイクル機への設備更新に伴う 5、6号機の廃止

【環境アセス関連情報】

10月5日 「牧港火力発電所新1号機建設計画 環境影響評価方法書」の公表及び縦覧が開始されました。
事業者:沖縄電力
新1号機(コンバインドサイクル発電方式のガス火力)建設、出力は46.8万kW
閲覧期間:2026年10月5日(月)~ 2026年11月19日(木)
沖縄電力リリース:「牧港火力発電所新1号機建設計画 環境影響評価方法書」の公表及び縦覧等について

10月9日 「水素火力発電所(第一発電所)環境影響評価方法書」の公表及び縦覧が開始されました。
事業者:合同会社サステナブルエナジーパーク1号(ホクエナジー株式会社)
水素を燃料とするコンバインドサイクル発電方式ガス火力発電所の建設
ガスタービン1、2号機とスチームタービンの合計出力は120,292kW
閲覧期間:2026年10月9日(金)~2026年11月9日(月)
ホクエナジー株式会社のリリース:水素火力発電所(第一発電所)環境影響評価方法書の公表・縦覧について

※ データベースダウンロードをクリックすると、Excel形式で全発電所データをダウンロードできます。(データベースへのリンク)
※ 発電所情報のサマリーはこちら(11月1日更新)(PDF)