旧式石炭火力の延命策と指摘されている電源開発株式会社(J-Power)のGENESIS松島計画について、その計画内容と問題点を指摘するパンフレットが完成しました。
パンフレット『地球温暖化で異常気象や豪雨災害が深刻に 』(2023年3月改訂PDF)
GENESIS松島計画とは、長崎県西海市において、運転年数40年超えの石炭火力発電所に石炭ガス化装置を追加して使い続けようとするプロジェクトです。
このパンフレットではGENESIS松島計画の概要を解説するとともに、本計画に伴う問題点を、図表とともに示しています。
GENESIS松島計画のここが問題!
- 新技術を導入しても、当面は石炭との混焼になるのでCO2削減効果が乏しく、排出継続になる
- 老朽化した石炭火力発電所を使い続けることになる
- 大気汚染対策が不十分で健康への影響が懸念される
- 再生可能エネルギーの導入と普及の足枷になる
パンフレットにはこの計画に対して市民が出来ることも併せて掲載しています。この事業計画は、現時点でまだ環境アセスメントの途中です。昨年の計画段階配慮書手続きでは、環境アセスメント史上最多の意見が寄せられました。次回の環境影響評価方法書手続きでも、この計画に対して一つでも多くの意見が提出されることが大切です。この計画の問題点を理解するために、ぜひご活用ください!
<緊急予告>GENESIS松島の問題を考えるシンポジウム開催
気候ネットワークは、7月29日にGENESIS松島が立地する長崎県において、このGENESIS松島計画も含めた気候危機と平和に関するシンポジウムを開催します。詳細はこちら。
オンライン配信も予定しておりますのでぜひご参加下さい。