Japan Beyond Coal設立から4年となるのを機に、初の会場とオンラインでシンポジウムを開催します。これまでの活動の報告と地域の動向を紹介し、今後の日本のエネルギー政策における火力の問題などを考えていきたいと思います。ぜひご参加ください。

8月6日、日本で暮らす16名の若者が、気候危機に脅かされることのない未来のため、大量の二酸化炭素（CO2）を排出している火力発電事業者10社に対し、科学が求める水準までCO2排出を削減するよう求める民事訴訟を名古屋地裁に提訴しました。

7月8日、気候変動対策に取り組む企業や自治体、NGOなどのネットワーク「気候変動イニシアティブ（JCI）」が、日本政府に対し「1.5度目標と整合する野心的な2035年目標を日本政府に求める」メッセージを公表し、政府にこのメッセージを提出しました。

2024年4月末、G7気候・エネルギー・環境大臣会合で、国際合意としては初めて2030年代前半にCO2排出削減が講じられていない既存の石炭火力を段階的に廃止する、と石炭火力廃止の期限に踏み込んだコミュニケ（共同声明）がとりまとめられました。ここでも日本の消極的だった日本の脱石炭政策は、どうなるのでしょうか。

約200の締結国が参加していた国連気候変動枠組条約第28回締約国会議（COP28）では、「化石燃料からの脱却」に合意する成果文書が採択されて閉幕しました。化石燃料から脱却する必要性についてこれほど明確に書かれたのは、30年近いCOPの歴史の中でも初めてのことです。

2023年11月30日、国際環境シンクタンクのClimate Action Tracker（CAT）が、日本の気候変動対策についての分析結果と評価を更新しました。日本の政策への総合評価は「不十分」！さてその中身は。