【ニュース】横須賀石炭火力発電所2号機が営業運転を開始


 2023年12月22日、株式会社JERAが、横須賀火力発電所2号機(石炭・65万kW)の営業運転を開始しました。JERAは、同年6月に1号機の運転を開始しており、2号機については2024年2月稼働予定としていましたが、今回その予定を2か月も前倒ししたことになります。前倒しの一因として、「冬のピークに間に合うように」とも言われていますが、電力需給が逼迫するような状況に陥ってはいません。

 地元横須賀では同日、稼働したことを知らされることもなく、石炭火力発電所に反対するアクションを発電所の近隣で行っていました。高温化などの天候不順や、異常気象が多発する中で、地球温暖化を実感している人も増えてきているからでしょうか。道行く人たちもこうしたアクションに賛同し、「なぜ今さら、石炭火力なのか?」という声を投げかけてくる人も増えてきたことを実感するアクションだったと、参加者は振り返っていました。

 このような中で報じられた石炭火力発電所の運転開始のニュースは、気候変動対策に逆行するだけでなく、反対してきた住民たちの気持ちを逆なでするものです。

 2019年に横須賀の住民が中心となって、横須賀石炭火力発電所の環境アセスメントを認めた国に対し、環境アセスメントの確定通知の取り消しを求めて東京地方裁判所に提訴しました。一審判決で敗訴し、現在控訴した二審で判決を待っている段階です。裁判の結果を待たず、住民たちの必死の抵抗も無視するように、強引に石炭火力発電所を稼動させたJERAに対しては、抗議の声が上がり続けることでしょう。

パートナー団体からの抗議声明

  • 横須賀火力発電所建設を考える会:【横須賀】横須賀石炭火力発電所2号機の前倒し営業運転開始に抗議する(リンク
  • 気候ネットワーク:【声明】JERAによる横須賀火力発電所2号機の営業運転開始に対する抗議声明(リンク