東京電力と中部電力が50%ずつ出資するJERAは、2023年6月30日、横須賀市久里浜に建設した新規石炭火力発電所1号機(65万kW)の営業運転を開始したことを発表しました。横須賀では2基計130万kWの石炭火力が新設され、現在2号機(65万kW)も試運転を開始したと発表されており、CO2排出量はこの2基を合わせると年間726万トンにもおよびます。
この発電所建設に反対の声をあげてきた横須賀火力発電所建設を考える会は、「住民の健康リスクと気候危機を激化させる石炭火力発電所の稼働を停止せよ」とただちに抗議声明を発表したほか、気候ネットワークもプレスリリースを発表し、JERAが『CO2が出ない火をつくる』などと大々的な広告を展開していることをあげ、「現実に行っていることは、昨年8月の武豊火力発電所5号機(石炭、107万kW)の稼働開始、今回の横須賀火力1号機の稼働開始、2号機の建設、その他LNG火力の新規建設など、ゼロエミッションどころか、CO2の排出拡大」だと強く抗議しています。
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