【データ更新】石炭火力発電所の最新状況(2024年1月1日)


Japan Beyond Coalが提供する日本の石炭火力発電所データベースの情報です。

12月22日、JERAが建設を進めてきた横須賀火力発電所2号機が、営業運転を開始しました。これによって横須賀火力発電所1、2号機が全て営業運転となりました。なお、横須賀火力発電所1号機は、1月3日にボイラー建屋内の微粉炭機の配管から潤滑油の漏洩(20リットル程度)が発生したと報告されています。

現時点での稼働数は以下となっています。

運転中 172基
計画中/建設中 1基(計画中)
廃止 4基

・小名浜発電所における石炭火力発電の停止予定
住友商事グループのサミット小名浜エスパワー株式会社は、同社が運営する福島県いわき市の小名浜発電所をカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みの一環として2024年3月末をもって石炭火力発電所の運転を停止することを決定した。
住友商事のリリース(リンク

・能代火力発電所 バイオマス混焼20%に拡大の予定
11月29日の社長記者会見で、来春以降、混焼率を1%から最大20%に拡大する方針を示した。
21年度からブラックペレットの混焼実験を進めてきた。

・和歌山ガス火力発電所 建設中止
関西電力は、和歌山市で計画していた火力発電所の建設を中止とした。LNG、出力計370万kWの火力発電所を建設する計画だったが、1995年に計画されたものの電力需要の低迷により2004年には建設工事が中断されていた。
関西電力のリリース(PDF

※ データベースダウンロードをクリックすれば、Excel形式で全発電所データをダウンロードいただけます。(データベースへのリンク
※ 発電所情報のサマリーはこちら(1月1日更新)(PDF