気候ネットワークは2023年1月18日、ポジションペーパー「CO2回収・利用・貯留(CCUS)は魔法の杖ではない:日本においてもアジアにおいても気候変動政策の柱にはなり得ない」を発行しました。
このペーパーは、2019年6月に発表した「CO₂回収・利用・貯留(CCUS)への期待は危うい」の更新版です。前ペーパー発表後に出されたCCS/CCUSに関する情報をもとに、CCS/CCUSの各段階(分離回収・輸送・貯留)における問題点と、CCSの最新の実施状況が整理されています。
昨年12月に公表された「GX(グリーントランスフォーメーション)基本方針」では、CCSも「脱炭素型の調整力の確保」のための技術のひとつと位置付けられています。このことも踏まえ、改めて日本のCCS政策の現状を理解するのにお役立てください。
<内容>
1. CCS の国内実施の現状
(1) 分離回収
(2) 輸送
(3) 貯留
2. CCS の海外での実施とその問題点
3. まとめ
<リンク>
- 「CO2回収・利用・貯留(CCUS)は魔法の杖ではない:日本においてもアジアにおいても気候変動政策の柱にはなり得ない」 A4判/9ページ(PDF)
- 「CO₂回収・利用・貯留(CCUS)への期待は危うい」 A4判/4ページ(PDF)
<関連リンク>
【プレスリリース】気候ネットワークポジションペーパー発表 ~CO2 回収・利用・貯留(CCUS)は日本においてもアジアにおいても気候変動政策の柱にはなり得ない~(2023年1月18日)
作成・発行:気候ネットワーク
発行:2023年1月18日(2023年4月改訂)