【データ更新】石炭火力発電所の最新状況(2025年2月1日)


Japan Beyond Coalが提供する日本の石炭火力発電所データベースの情報です。

2025年2月1日時点での稼働数は先月から変わらずですが、2024年1月の爆発事故以降に休止していたJERA武豊火力発電所が、2025年1月7日から爆発の原因となった木質バイオマスを使わず、石炭のみを燃料として運転を再開しています。

現時点での稼働数
運転中 167基(休止中の5基を含む)
計画中/建設中 1基(計画中)
廃止 9基

[その他の関連情報]

●IGCC勿来
タイの発電子会社バンプー・パワーは、勿来IGCC発電所(福島県いわき市、543MW)を運営する勿来IGCCパワー合同会社の株13.4%(73MW相当)を間接的に保有していたが、会社の低炭素発電方針に従って持ち株を売却したと報告した。なお、IGCC勿来の会社情報は非表示となっており、現状の保有株主および保有比率については確認できてない。BAMPU Powerリリースの英語翻訳(PDF)

●日本製紙
日本製紙は、石巻工場(宮城県石巻市)で使用している石炭ボイラー1台を停機し、石炭から黒液に燃料を転換することで、GHG排出量を大幅に削減すると発表。投資規模555億円のうち政府が183億円を上限として支援する。2028年度第4四半期の稼働開始予定。日本製紙PR:石巻工場GHG排出量大幅削減によるバイオマス製品競争力強化事業

※ データベースダウンロードをクリックすれば、Excel形式で全発電所データをダウンロードいただけます。(データベースへのリンク
※ 発電所情報のサマリーはこちら(2月1日更新)(PDF)