横須賀で石炭火力発電所の建設が進む
横須賀で石炭火力発電所の建設が進んでおり、事業者であるJERAのホームページには、進捗率は1号機工事 54.4%、2号機工事 23.5%、総合工事42.2%と記されています。世界では気候危機に対する危機感が高まり、COP26を控え、岸田首相も英国のジョンソン首相から日本の石炭火力の廃止を宣言することが強く求められたと報じられているところです。
このままJERAは横須賀の石炭火力発電所の工事を続けて、本当に世界の流れに反して新たな石炭火力発電所を動かすつもりなのでしょうか。
アクション動画
地元でも、若者たちの反対アクションが高まっています。
9月24日には、グローバル気候アクションに連動した反対アクションが行われ、久里浜の建設現場や京急久里浜駅でアピールが行われました。地元で活動する大学生の松本ひかりさんにフォーカスしたドキュメンタリー映像もつくられ、アクションの様子などが撮影されています。
また、10月13日には、JERA本社前(日本橋)にて、石炭火力の建設中止を求めるアクションを行い、JERAがゼロエミッションを宣言しながら、石炭火力発電所建設を足元で進めることは「ゼロエミッションウォッシュ」だと訴えました。
地域住民のグループも発足
横須賀では、町内会単位のグループも発足しており、「ハイランド石炭火力発電所建設問題を考える会」はJERAに対して質問状を送付。その回答は2カ月後にようやく届いたものの、「国の目標達成に向けて前向きに検討を進める」「アンモニア混焼技術の確立やアンモニアの製造・輸送・貯蔵・利用」の構築に向けた取り組みを進めるなどとして、久里浜の計画に関しては一切具体的なことを返していません。
地元では、横須賀石炭火力発電所建設を考える会を中心に、引き続きJERAに対して石炭の中止を求める署名を続けていく予定です。