【データ更新】石炭火力発電所の最新状況(2024年7月1日)


Japan Beyond Coalが提供する日本の石炭火力発電所データベースの情報です。

2024年7月1日時点での稼働数は以下のようになっています。

現時点での稼働数
運転中 168基
計画中/建設中 1基(計画中)
廃止 8基

トピー工業の連結子会社である明海発電が運営する豊橋発電所(愛知県)が、2024年3月末で廃止となっていたことが確認できたました。これにより稼働中の発電所数は前月比でマイナス1の168基となっています。
【会社によるリリース】トピー工業株式会社 連結子会社の事業の全部の廃止に関するお知らせ(PDF

また、J-POWERは土佐発電所(高知市)を2025年3月末で廃止すると発表しました。
同社のリリースには、石炭価格高騰や脱炭素化を受け、事業継続は困難と判断したと書かれています。
土佐発電所は2005年に運転を開始。Jパワーのほか、四国電力と太平洋セメントも出資しています。発電所の土地は太平洋セメントが所有していますが、跡地の活用方法は未定のようです。

5月8日に舞鶴発電所1号機(京都府、90万kW)で運転中の排出ガスにおける硫黄酸化物の濃度と排出量が、京都府の条例規制値と京都府、舞鶴市、高浜町との環境保全協定値を超過したことが確認されたため、原因究明と対応のために運転を停止しています。関西電力は、6月21日に不具合の発生経緯、原因、再発防止対策と今後の対応を取りまとめ発表しています。運転再開は2024年6月末頃を目途にと予定されていますが、着実な安全対策が求められます。
【会社によるリリース】舞鶴発電所1号機における硫黄酸化物の 条例規制値等の超過に関する原因と対策について(PDF

※ データベースダウンロードをクリックすれば、Excel形式で全発電所データをダウンロードいただけます。(データベースへのリンク
※ 発電所情報のサマリーはこちら(7月1日更新)(PDF