【ニュース】Japan Beyond Coal (JBC) の発足から2年、9月30日イベント開催


2周年

2020年9月27日にJapan Beyond Coal(JBC)が発足し、「日本の石炭火力発電所を2030年までにゼロにしよう」との活動を始めてから、二年が過ぎようとしています。

2021年5月には、国際エネルギー機関(IEA)が温室効果ガス実質ゼロ実現のためのロードマップを公開し、11月の第26回気候変動枠組締約国会議(COP26)では、地球の平均気温の上昇を1.5度に抑える必要性が指摘され、排出削減対策が講じられていない石炭火力発電設備を段階的に廃止し、新規石炭火力発電への支援を終了する共同声明(Global Coal to Clean Power Transition Statement)が発表されました。

しかし、日本はCOP26での石炭火力からの脱却を目指す声明に署名せず(発表時には、46カ国を含む77の国と組織が署名)、日本政府が発表した2050年カーボンニュートラル宣言、2030年温室効果ガス排出46~50%削減目標を具体化する策も取られないまま今に至っており、第6次エネルギー基本計画では2030年電源構成で19%も石炭を残しています。

そこで、JBCでは「2030年の石炭ゼロに向けて、どう加速すればいいのか」と題し、この2年間の日本の石炭火力発電の状況と石炭政策の変化、2030年脱石炭に向けた課題についてを考え直すウェビナーを開催します。

この2年間に国内の石炭火力の状況がどう変わってきたか、2030年に向けて何をしなければならないか、課題にどう取り組むべきかなどを、NGOおよび市民団体とともに模索します。

イベント情報

Japan Beyond Coal (JBC) 2周年記念イベント
~2030年の石炭ゼロに向けて、どう加速すればいいのか

日時:9月30日(金)10:30~12:00
場所:ZOOM開催
司会:エコアナウンサー 櫻田彩子さん

プログラム:

1.日本の石炭政策と脱石炭に向けた課題 桃井貴子(気候ネットワーク)【資料

石炭火力に依存してきた日本。2050年カーボンニュートラルを目指す中で日本の石炭火力の関連施策にどんな変化があったのか。現状と課題について解説。

2.各地・石炭火力の現場から

日本では、いまも建設が進み、これから稼働予定の石炭火力発電所がある。また、老朽火力の利用を維持継続していく動きも出てきている。それぞれの現場で何が起きているか解説。

    • GENESIS松島計画 【資料
    • 横須賀石炭火力 【資料
    • 神戸石炭火力 【資料

 

3.国際動向と今後の展望 平田仁子(Climate Integrate)【資料

昨年のCOP26や今年のG7サミットでは、脱石炭に向けて新たな動きがあり、日本もそれに合意している。しかし、国際社会の動きと日本の現状とのギャップは大きい。今後の展望を見通す。

4.今後のJBCについて 鈴木康子(気候ネットワーク)【資料

2030年石炭ゼロを目指す今後のJBCの活動について紹介。

5.コメント・質疑応答

 

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