【更新】『石炭発電所新設ウォッチ』サイト更新(2016年7月8日)


石炭発電所ウォッチの更新情報です。(2016年7月8日)

今回、環境アセスの準備書が公開されているのは、海田バイオマスです。
他、以下の発電所案件の関連情報を追加しています。

【環境アセス】

<広島:海田バイオマス> 環境アセス情報追加

広島県環境影響評価に関する条例に基づき、環境影響評価の手続が実施されています。

  • 海田バイオマス混焼発電所建設計画事業(2017年に建設着手、19年に運開予定)閲覧期間6/16-7/15
  • 環境影響評価準備書(広島ガス

参考:環境影響評価審査会開催結果(海田バイオマス混焼発電所建設計画 第2回:平成27年8月25日)

<福島:IGCC広野発電所・IGCC勿来発電所>
<神奈川:横須賀火力発電所1・2号機>

7月1日に、IGCC2件と横須賀の計画(以下)の環境影響評価書に対して環境大臣意見が公表されました。

  • 福島復興大型石炭ガス化複合発電設備実証計画(広野)(54万kW)に係る環境影響評価準備書
  • 福島復興大型石炭ガス化複合発電設備実証計画(勿来)(54万kW)に係る環境影響評価準備書
  • (仮称)横須賀火力発電所新1・2号機建設計画(計130万kW)に係る計画段階環境配慮書

【情報更新】

<山口:エア・ウォーター&エネルギア・パワー山口(株)/山口県防府市>

  • 中国電力の16年度経営計画の中で、エア・ウォーター&エネルギア・パワー山口の石炭混焼発電所計画の運転開始時期が、17年度に建設工事開始、19年度の営業運転開始と変更されていたのを受け、[運転開始予定]を変更しました。
  • 同じく中国電力資料に出資比率と使用燃料情報がありましたので追加しました。

<兵庫> 関連情報:兵庫県内の6件の計画につき県知事が要望書を提出

6月14日、兵庫県知事が県内で計画が進む石炭火力発電所の増加問題につき要望書を提出しました。
県内の計画6件=神戸製鉄所火力発電所(仮) 新設1号機・新2号機、赤穂発電所(現1号機・現2号機)、高砂発電所新1号機・新2号機

<千葉> アセス関連情報:経産省環境審議会情報

6月28日、経済産業省の環境審議会で千葉県に計画中の2件の環境影響評価書につき、審議が行われました。

県内の計画2件=株式会社千葉袖ケ浦エナジー「(仮称)千葉袖ケ浦火力発電所1,2号機建設計画」環境影響評価方法書
市原火力発電合同会社「市原火力発電所建設計画」環境影響評価方法書

<その他> 以下の発電所計画につき、工事計画書または報道に基づいて工事開始日、運転開始日の情報を追加記載しました。

  • 鈴川エネルギーセンター(静岡)9月営業開始目指す
  • 名南発電所(発電所名不明/名南共同エネルギー/愛知県知多市)2016年6月中旬 着工予定、2018年1月 運転開始予定
  • 延岡発電所(発電所名不明/旭化成ケミカルズ/宮崎県延岡市) 2016年7月着工予定、2018年3月 運転開始予定

このように、各地で石炭火力発電所の計画が進んでいることに対して気候ネットワークからプレスリリースを発信していますので、こちらもご参照下さい。

気候ネットワークPR「環境大臣、石炭火力発電所計画になし崩しで「是認」このままでは気候変動長期目標達成は困難に」