【データ更新】石炭火力発電所の最新状況(2024年2月1日)


Japan Beyond Coalが提供する日本の石炭火力発電所データベースの情報です。

2024年1月をもって、中国電力の下関発電所1号機(石炭、17.5万kW)が廃止となりました。同時に、2号機(重油、40万kW)も廃止となっています。中国電力のプレスリリース(PDF

現時点での稼働数
運転中 171基
計画中/建設中 1基(計画中)
廃止 5基

・JERA武豊火力発電所にて火災発生
1月31日、15時14分頃、JERAの武豊火力発電所(愛知県知多郡武豊町)にて燃料(石炭・木質バイオマス)を搬送するベルトコンベアにおいて火災が発生しました。およそ5時間後(午後8時過ぎ)には消し止められました。この火災を受け、5号機(石炭+木質ペレット、107万kW)は15時29分に運転を停止しています。

・九州電力 松浦発電所1号機の継続運転に意欲を示す
九州電力の池辺和弘社長は新年インタビューにて、松浦発電所1号機(石炭、70万kW)を低炭素化を図りながら運用を続ける考えを示しました。2023年、松浦発電所2号機(100万kW)では、燃焼時に石炭へのアンモニア混焼(混焼率約0.1%)の実証実験を行っています。同じインタビューにて、苅田発電所新1号機(石炭、36万kW)を7月に計画停止する予定と述べています。

※ データベースダウンロードをクリックすれば、Excel形式で全発電所データをダウンロードいただけます。(データベースへのリンク
※ 発電所情報のサマリーはこちら(2月1日更新)(PDF