8月24日、神戸市において石炭火力発電による環境問題に取り組む、神戸石炭訴訟原告・弁護団、神戸の石炭火力発電を考える会は、気候訴訟を分かりやすく伝える動画『温暖化で争えない?発電所稼働をめぐる国との裁判』を制作し、YouTubeにて予告編を公開しました。
【予告編】ドラマ「温暖化で争えない?発電所稼働をめぐる国との裁判」
掲載先(You Tube) https://youtu.be/Cu9gZKIW28s
神戸製鋼所の石炭火力発電所建設計画を巡っては、市民による法的アクションが続いています。2017年からの兵庫県公害審査会への公害調停の申し立てを皮切りに、2018年からは訴訟へと移行し、現在、2つの裁判所での争いが継続しています。
神戸石炭訴訟では、気候変動問題が重大な人権問題であるとして、石炭火力発電所の建設・稼働を進める事業者および建設を認めた国に対する2つの裁判(民事訴訟と行政訴訟)が進められています。
民事訴訟は、2022年10月に結審を迎える見通しで、行政訴訟は既に二度の判決を受け、現在は最高裁への上告に対し、審理を行うかが検討されています。
今回の裁判動画は、建設を認めた国に対する行政訴訟を題材としたもので、神戸石炭訴訟原告・弁護団は「法廷ドラマを通じて、より多くの方々に、気候変動問題は人権問題であること、神戸石炭訴訟が目指すもの、日本の司法における課題について伝えていくことで、社会に広く訴えかけ、判決、政策を変えていく力にしていきたい」としています。
なお、動画本編は、9月4日(日)18:30に公開記念ウェビナーでの公開が予定されているので、ウェビナーご参加もご検討ください。
ウェビナー申込み先
https://us02web.zoom.us/webinar/register/1416617014589/WN_FoZdiRuXSrmc7hi8d58NLg
参考リンク
【お知らせ】気候変動訴訟動画公開記念ウェビナー「温暖化で争えない?発電所稼働をめぐる国との裁判」(リンク)