Japan Beyond Coalウェビナーを9月30日に開催します。
この夏も気候変動の影響による猛暑や大雨などの異常気象が世界各地で甚大な被害をもたらしています。日本でも猛暑が続き、北海道の札幌でも30℃を超える真夏日の日数が32日となり、101年ぶりに更新されました。日本中でエアコンが欠かせない日々が続いていますが、電力各社はエアコン利用の急増やAIの利用の拡大に伴う電力需要増を賄うために火力発電は不可欠として、石炭火力発電を使い続ける策を推し進めてます。
Japan Beyond Coal(JBC)発足の2020年から5年、石炭火力全廃を目標とする2030年までも5年-「日本の石炭火力発電所を2030年までにゼロにしよう」を目標に活動してきましたが、いまだに石炭火力全廃への道筋が見えないばかりか、アンモニア混焼による排出削減策やCO2分離・回収・貯留(CCS)を見越した火力延命策など新たな問題も出てきています。
今年2月に閣議決定された第7次エネルギー基本計画では、2040年度の電源構成においても3~4割程度の火力が維持されるとなっています。今年は、特に日本の電力のあり方と電力料金のつながり、さらに石炭火力へのアンモニア混焼の問題をテーマに考えたいと思います。厳しい状況ですが、現状を見据えて何をすべきかを考えるためにも是非ご参加ください。
イベント情報
JBCウェビナー 灼熱の夏と石炭火力~アンモニア混焼は私たちの生活に何をもたらすのか
日程:9月30日(火)15:00-16:30
形式:オンライン(Zoom)
司会進行:エコアナウンサー 櫻田彩子
通訳:日英同時通訳
開催方法:オンライン(ZOOM)
お申込み: こちらからお申込みください。
プログラム案
- 災害級に熱い夏、日本の石炭火力は今後どうなる?
発表者:桃井貴子(気候ネットワーク) - 石炭火力へのアンモニア混焼の問題(技術的視点から)
発表者(案):伊東宏(気候ネットワーク) - アンモニア混焼による大気汚染の懸念(健康被害)
発表者(案):Jamie Kelly(Centre for Research on Energy and Clean Air, CREA) - 質疑応答
- 電力大手と戦う若者気候訴訟ー第4回口頭弁論期日の報告
発表者:調整