Japan Beyond Coalが提供する日本の石炭火力発電所データベースの情報です。
2025年7月1日時点で稼働中の基数は、先月から変わらず165基となっています。
現時点での稼働数
運転中 165基(休止中の6基を含む)
計画中/建設中 1基(計画中)
廃止 11基
[石炭火力発電所の情報]
●トクヤマ火力発電所9号機
総合化学メーカーのトクヤマ(山口県周南市)が、同社敷地内にある4基の火力発電設備のうちの1基(9号機、亜臨界、149MW)を2030~2035年に廃止する方向で検討すると発表しました。不足する電気は中国電力から購入する方針で、残りの3基のうち1基はバイオマス混焼にするための工事を2024年度から開始し、2025年度秋頃から混焼率を熱量あたり約25%に引き上げた運転を行う予定となっています。
中国新聞「トクヤマ、石炭火力1基を2030年代前半に停止検討」
●横須賀火力発電所
JERAは、2030年度までに横須賀火力発電所(神奈川県横須賀市)において、川崎重工のCO2分離・回収設備を用いた実証を開始する予定であると発表しました。2030年度までに川崎重工のCO2分離・回収設備をパイロットスケールで設置し、火力発電によって排出される排ガスに含まれるCO2の分離・回収から有効利用に至るまでの実証を行う予定としています。
JERAプレスリリース「横須賀火力発電所でのCCUSバリューチェーン構築に向けた覚書締結について-東京湾の石炭火力発電所で初となるCO2分離・回収設備設置とCO2有効利用に係る共同検討-」
※ データベースダウンロードをクリックすれば、Excel形式で全発電所データをダウンロードいただけます。(データベースへのリンク)
※ 発電所情報のサマリーはこちら(7月1日更新)(PDF)