【ニュース】気候ネットワークの平田仁子さん、石炭火力に対する取り組みを評価されゴールドマン環境賞を受賞


2021年6月、環境のノーベル賞とも呼ばれるゴールドマン環境賞を、気候ネットワークの平田仁子さんが受賞しました。日本人としては3人目の受賞で、女性は初となります。受賞理由は、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故以降、日本政府及び企業が精力的に石炭火力発電の建設を推し進めてきたことに対して、気候変動の観点からNGOとして取り組みを行ってきたこと、そしてそれにより建設計画の約3分の1に相当する事業が中止に至ったことに貢献してきたことです。石炭火力への反対の運動はこの数年で非常に大きくなりました。この受賞もJapan Beyond Coalにかかわり、石炭火力の建設計画の中止を求める活動を展開してきた、気候ネットワークをはじめとする様々な環境団体のスタッフ、地域団体や住民の皆さん、国内外の法律家や専門家などの力が合わさっての結果です。平田さんは、「脱石炭、脱炭素化の実現には、もっと大きな動きを作っていかなければならず、むしろこれからが重要です。この賞が、多くの人のさらなる行動につながる契機になってほしいと願っています。」と話し、この受賞をきっかけに脱石炭に向けた動きが加速化させる必要を訴えています。

なお、この受賞を記念して7月4日に記念ウェビナーが開催されます。石炭火力問題と今後についても専門家たちとディスカッションしますので、今すぐご登録を!

ゴールドマン環境賞:The Goldman Environmental Prize is the world’s foremost award honoring grassroots environmental activists (Link)(英語)
平田仁子さんの受賞紹介ページへのリンク

 

Goldmanプレスリリース:ゴールドマン環境財団、6名の優れた環境保護活動家を表彰(Link)(日本語)

気候ネットワークプレスリリース:【プレスリリース】ゴールドマン環境賞を当団体の平田仁子が受賞~石炭火力に対する取り組みを評価。日本人3人目、女性初(2021年6月15日)(Link)(日本語)

平田仁子「ゴールドマン環境賞」受賞記念シンポジウム(7月4日)の動画(YouTube