『石炭の先にあるもの:クリーンエネルギーの規模拡大による世界各地の貧困撲滅』(日英中)発表のご案内
10月25日、イギリスのシンクタンクであるODI(Overseas Development Institute:海外開発研究所)が作成したレポート『石炭の先にあるもの – クリーンエネルギーの規模拡大による世界各地の貧困撲滅 (原文:Beyond coal Scaling up clean energy to fight global poverty)』につき、英語本文に加え、日本語版・中国語版が発表されました。
今回、ODI、カトリック海外開発機構(CAFOD)およびクリスチャンエイドらによってとりまとめられた本ペーパーは、エネルギーを供給し、人々の所得を増やすためのより良い、クリーンで廉価なエネルギーの選択があるにもかかわらず、石炭が極端な貧困の削減において過大評価されていることを示しています。
さらに、太陽光発電および風力発電のコストが急速に下落している状況も踏まえ、再生可能エネルギーへの転換を進めるべきとして以下の勧告が記されています。
持続可能な未来のためのエネルギーへの転換を進めるための勧告beyondcoal_jp
• 政府は、開発金融機関を通じて行われる全ての石炭の拡大に向けた支援を段階的に廃止するべきである。同時に、廉価で信頼できる持続可能な現代的エネルギーを利用可能にするというSDGの第7目標の実現を優先する必要がある
• G20 諸国は、石炭採掘および石炭火力発電所を含むあらゆる形態の化石燃料関連への補助金を中止する必要がある
• 開発途上および新興経済圏は、SDGsおよび気候の目標を示したパリ協定に則した持続可能かつ社会的に公正なエネルギー転換の計画を立案し、開発パートナーに対して求める支援を明確に特定する必要がある
ダウンロード
本文(日英中)は、以下のホームページからダウンロードできます。
レポートダウンロード先(リンク)
本件に関する連絡先
石炭および貧困に関するよくある質問、さらなる情報についてはODIのウェブページをご参照下さい。
また、本レポートに関するより細かい情報をご希望の場合には、ODIのシニア・メディア・オフィサーであるジェームズ・ラッシュにメールもしくは電話でご連絡下さい。
+44 (0)7808 791265, j.rush@odi.org