12月20日付け更新情報です。
[新規]
松浦発電所2号機
本日、九州電力が試運転を行っていた松浦発電所2号機(長崎県松浦市)の営業運転が開始されました。
松浦2号機は1号機に比べて燃焼効率が高い「超々臨界圧微粉炭火力」方式を採用してはいるものの、発電規模100万kWの石炭火力発電所のCO2排出量は年間470万トンと推定されている。
九州電力のプレスリリース
松浦発電所2号機の営業運転を開始しました -単機では日本最大規模の出力100万kW-(リンク)
なお、本件については気候ネットワークよりプレスリリース「石炭火力発電所松浦2号の営業運転開始はパリ協定に逆行する~時代錯誤な計画に対する抗議声明~」を発信し、新たな石炭火力発電所を稼働することは、パリ協定の「1.5~2℃目標」の達成を極めて危うくするものであり、到底認めることはできないと抗議の意を示しています。こちらもご参照ください。
[補足情報]
12月4日、中部電力が2016年9月に運転開始した鈴川エネルギーセンターの石炭火力発電事業のバイイオマス発電化について、公表しました。
同社のプレスリリースによれば、現在の発電設備(定格出力12,000kW)の燃料を石炭から木質ペレットへ変更し、発電出力85,400kWとなるバイオマス発電所として運営するものであり、2024年4月の運転開始を目指すとしています。
中部電力のプレスリリースはこちら
鈴川エネルギーセンター株式会社の石炭火力発電事業のバイオマス発電事業化について 中部電力によるプレスリリース(2019/12/4)