石炭輸送のために、グレートバリアリーフを壊さないで


熱帯魚、ウミガメ、色とりどりのサンゴ…。オーストラリア北東岸に広がるグレートバリアリーフは、世界最大のサンゴ礁地帯として、みなさんにもおなじみの場所ですよね。

ところが、そのグレートバリアリーフが、石炭輸送のために危機にさらされていることをご存知ですか。

内陸の炭鉱から掘り出された石炭を輸出するために、グレートバリアリーフでは、いくつもの石炭積み出し港の建設が進められようとしています。建設予定地は、世界遺産の登録地。石炭を積んだ巨大な船の往来が増えれば、サンゴなどが傷つけられたり、座礁による燃料の流失事故などが心配されます。石炭による発電は、大気汚染や二酸化炭素の大量排出だけでなく、海の破壊にもつながっているのです。

じつは、日本で使われる石炭の多くはオーストラリアから輸入されています。

グレートバリアリーフが、いつまでも生態系豊かな美しい海であるように。

国際環境NGOグリーンピースのオーストラリア事務所では、アニメやグラフィックを使って石炭とグレートバリアリーフの関係を紹介し、新しい石炭積み出し港の建設ストップを求める署名を集めています。
こちらの署名にもぜひご参加ください。

アニメーション動画(You Tube)

グリーンピースジャパン・高田久代