9月5日は、石炭推進の人たちが推奨している「ク(=9)リーン・コ(=5)ールデー」だそう。毎年、この日程にあわせ日本では国際シンポジウムが開催されています(主催はクリーン・コール・デー実行委員会(一般社団法人日本鉄鋼連盟、一般社団法人セメント協会、 日本製紙連合会、電源開発株式会社、一般財団法人石炭エネルギーセンター(事務局))。2018年は、9月10日に都内のホテルでシンポジウムが開催され、会場前では早朝から仙台、千葉、袖ケ浦、横須賀、神戸でそれぞれ活動する市民団体が連帯してアクションを実施した。
さて、このシンポジウム、新聞報道によれば、「石炭火力がどう生き残るかを初めて議論した。環境対策の技術や手法などが紹介されたが、特効薬は見えない」と石炭の生き残りの道などない現状を確認する場になったようだ。世界石炭協会のミック・ビュフィエ副会長が「日本はクリーンな石炭技術でリーダーだ」などと発言したようだが、このような口車に乗せられて、日本だけが石炭にしがみついて世界から取り残されるなどということにならないよう、早く脱石炭に舵を切るべきだ。