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2023.03.13
【動画】ゼロエミッション火力は実現するのか ー アンモニア燃料の問題
世界が石炭火力発電所の段階的閉鎖を進める中、日本は、先進国として2030年までに石炭火力発電所の廃止を進める必要があるにもかかわらず、燃料アンモニアを石炭と混焼させることでCO2排出を削減させる策を推し進めようとしています。 2030年までにアンモニア混焼技術が確立できたとしても、既設石炭火力発電所を廃止しなければ本当の削減にはなりません。「ゼロエミッション火力」は、世界が目指すものではないのです。 今回公開した動画「アンモニア製造の課題」は、水素・アンモニア燃料の問題につい...

2023.01.30
【レポート】気候ネットワークが燃料アンモニアの活用を問うポジションペーパーを発表
気候ネットワークは2023年1月18日に、ポジションペーパー「燃料アンモニアに関するポジションペーパー『ゼロエミッション火力への挑戦』が石炭火力を延命し気候変動を加速する」を発行しました。 昨年12月、日本のエネルギー政策の骨子となる「GX(グリーントランスフォーメーション)基本方針」が公表されましたが、この中で脱炭素の取組として火力発電への水素・アンモニアの混焼が掲げられています。水素やアンモニアを火力発電に混ぜたり(混焼)、水素だけを燃料とする火力発電(専焼)を開発するこ...

2023.01.30
【レポート】気候ネットワークがCCUSに関するポジションペーパーの更新版を発表
気候ネットワークは2023年1月18日、ポジションペーパー「CO2回収・利用・貯留(CCUS)は魔法の杖ではない:日本においてもアジアにおいても気候変動政策の柱にはなり得ない」を発行しました。 このペーパーは、2019年6月に発表した「CO₂回収・利用・貯留(CCUS)への期待は危うい」の更新版です。前ペーパー発表後に出されたCCS/CCUSに関する情報をもとに、CCS/CCUSの各段階(分離回収・輸送・貯留)における問題点と、CCSの最新の実施状況が整理されています。 昨年...

2022.12.22
【レポート】IEAが石炭に関連する2つのレポートを発表
国際エネルギー機関(IEA)が2022年11-12月にかけて、石炭に関連するレポートを2本発表しました。その概要をお伝えします。 ■ Coal in Net Zero Transitions: Strategies for Rapid, Secure and People-Centred Change 11月15日に発表されたこのレポートは、世界エネルギー見通し(原題:World Energy Outlook)シリーズの一環として、経済活動と安全保障を損なうことなく、石炭から...

2022.11.08
【レポート】IEA「世界エネルギー見通し2022(WEO2022)」を発表
10月27日、国際エネルギー機関(IEA)が、「世界エネルギー見通し2022(原題:World Energy Outlook 2022: WEO)」を発表しました。 「世界エネルギー見通し(WEO)」は1998年以来、毎年発行されています。ロシアのウクライナ侵略によって引き起こされた世界的なエネルギー危機によって、図らずも各国政府のエネルギー安全保障に対する対応が注目されることとなりました。IEAはこのレポートで、3つのシナリオ(STEPS:現行の政策に基づくシナリオ/APS...